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全自動BOD測定装置(KBSTシリーズ)
 
全自動BOD測定装置(KBSTシリーズ)
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 本装置は無人で多検体のBOD測定を行う装置です。 測定フローは、試料希釈⇒DO1測定⇒フラン瓶閉栓⇒恒温室収納⇒5日間培養⇒カセット測定部移動⇒フラン瓶開栓⇒DO5測定です。
 恒温室機能を内蔵することで、DO5測定までを完全自動化することを可能としており、大幅な省力化を実現しております。


主な特徴

1.完全自動化

 サンプル瓶、フラン瓶(カセット)、ポリエチレン栓をセットし、専用PCから希釈倍率を入力してスタートすれば、5日後にデータを読み込むだけで自動的にBOD値が算出されます。

2.恒温機能内蔵

 装置内に恒温室を有しているため、別途インキュベーターや恒温室は必要ありません。通常のエアコンで20℃に設定した室内に設置すれば、カセットの搬入/搬出のための扉解放時を除き、精密空調機で恒温室内を20±1℃に維持することができます。

3.エラーログ機能

 本装置はドライブレコーダ機能を持ち、稼働中の動きをすべて監視します。エラーが発生した場合、その数分前からの装置稼働状況が記録されているため、そのデータを解析することでエラー原因の追究がより迅速かつ確実に行うことができます。

主な仕様

装置名称 全自動BOD測定装置
装置形式 KBSTシリーズ
サンプラー部
サンプル容器 丸広口アイボーイ250ml(アズワン製)
撹拌方法 エアレーションによる撹拌
容器セット数 250mlサンプル容器
48本(6×8列=48本)
希釈部
計量槽容量 200ml
液面検出方法 電気伝導率
希釈方法 間接希釈法
希釈範囲 1.00~40倍
希釈精度 設定倍率に対して±5%
恒温室
保管棚 60カセット収納
10列×6段
恒温機能 温度20±1℃(非稼働時)
空調機 アスピテ製精密空調機
測定部
電極 隔膜電極法
校正槽 自動給水機能
バブリング機能付き
制御及びその他
設置条件 周囲温度20℃が望ましい
有機物の影響が無い
制御 PLC
情報入力 PC
ユーティリティ 装置電源:AC100V 20A
空調機電源:AC100V 15A
供給水:0.1~0.3MPa(水道水)
排水口:自然排水可能なこと
ダクト排気口
外形寸法 W2650×D1120×H2000
重量 約500kg(本体のみ)
フラン瓶(専用) 54C(ラボテック社製)
ポリエチレン栓(専用) PE-19(ラボテック社製 )
カセット容量 フラン瓶 12本

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概要図
サンプラー部
希釈部
測定部
恒温室